賞与にも社会保険料はかかる|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング

query_builder 2022/06/27
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 6月は夏のボーナスが支給される会社も多いのではないでしょうか。ボーナスからも社会保険料は引かれます。どのくらい引かれるのでしょうか。

社会保険料

賞与にもかかる

 社会保険の対象になっている方への賞与には社会保険料がかかります。毎月の給与と同様に、賞与を支給する際に本人負担分の保険料を引き、会社負担と合わせた金額を会社が毎月の保険料と合わせて納付を行います。

料率をかける

 毎月の給与から引く社会保険料は等級(給料のレベル)により決まっている保険料を引くため、残業代などで給与の金額が変動しても社会保険料は変わりません。対して賞与に対する社会保険料は単純に賞与の金額に料率をかけて計算をします。なお、賞与の金額は1,000円未満を切捨てます。

折半は同じ

 毎月の給与に対する社会保険料も賞与に対する社会保険料も従業員(本人)と会社が半分半分負担をするのは同じです。賞与から引かれている金額を会社が上乗せして納付をします。

注意事項

退職後

 退職をする・した方に賞与を支給する場合。社会保険料は資格を喪失した月はかからないため、退職日の翌日がある月に賞与が支給される場合は社会保険料はかかりません。退職者に賞与を支給する際は注意しましょう。

届出が必要

 社会保険の対象者に賞与を支給した際は「賞与支払届」という届出が必要です。届出をしなければ将来の年金額等に賞与の情報が反映されないなど、不具合が生じてしまいますので、忘れずに届出を行いましょう。

社会保険料は上乗せ

 賞与に対する社会保険料は毎月の給与と合わせて原則支給月の翌月に請求されます。合算されて請求になるため、資金繰りや口座への準備には気をつけましょう。6・7月は労働保険料(年度更新)や賞与、税金等々が重なるので事前に把握しておきましょう。

賞与計算

前月分の給与

 賞与に対する社会保険料や税金の計算は毎月の給与とは異なる方法で行います。前月の給与情報を元に計算も行うため、毎月の給与計算をきちんと行っておく必要があります。

アウトソーシング

 給与計算や賞与計算、それらに付随する各種手続きは正しい知識で行わなければ知らずのうちに損をしてしまったり、法令違反になってしまうこともあります。労務管理や給与は事業運営でも核になる部分ですので、会社に合った方法で正しく効率よく管理ができるようにアウトソーシングやシステム導入もご検討してみてはいかがでしょうか。

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 社会保険労務士us.officeではクラウド勤怠管理システム・電子明細システムの導入支援、給与計算・労務手続きのアウトソーシングにより、労務管理の適正化、業務効率化を行っておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください!

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