固定残業代に含まれる残業時間|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング

query_builder 2021/10/18
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 固定で何時間分かの残業代を含んだ固定残業代を支給している会社も多いです。この固定残業代には何時間分の残業代が含まれているのか理解していますか?

固定残業代

固定残業代とは

 実際の残業時間に応じて残業代を支給するのではなく、あらかじめ何時間分かの残業を見込み固定で支給する固定残業代。この固定残業代は正しく導入することで認められる制度です。

要件

 固定残業代が認められるためにはいくつかの要件を満たす必要があります。通常の給料とは明確に区別すること、何時間分の残業代が含まれているのか明示すること、就業規則や雇用契約書などにきちんと明記すること、固定残業代を超えた残業代は正しく支給することなどです。

何時間分

 要件の1つである何時間分の残業代が含まれているのか。これをきちんと計算できるようにならなければいけません。

含まれる時間

何時間働く?

 何時間分の残業代が含まれているのかを確認するためには、固定残業代以外の労働条件が重要になります。基本給や手当の金額、月に何時間働くのか。

1時間単価

 残業代を計算するためにはまず、1時間単価の給料を出さなければいけません。残業代を計算するときに除いて考える手当は含めずに計算を行います。含めない手当は家族・通勤・別居・子女教育・住宅・臨時に支払われる・1か月を超える期間ごとに支給される手当です。基本給200,000、職務手当10,000、資格手当10,000、通勤手当10,000、月の働く時間が160時間の場合。1時間単価の給料は(200,000+10,000+10,000)÷160=1,375円です。なお、この計算をするときは固定残業代は含めないで計算をします。

割増単価

 1時間単価の給料が出たらそれを割増単価にします。割増単価とは残業をした際の割り増しになったときの1時間単価です。時間外(残業)の場合は給料は1.25倍になるので1時間単価×1.25をします。つまり1,375×1.25=1,719(四捨五入)です。

含んでいる時間

 割増単価が出たらあとは固定残業代を割るだけです。固定残業代が50,000円の場合は50,000÷1,719、固定残業代が30,000の場合は30,000÷1,719です。そして出た数字が固定残業代に含まれている残業時間です。50,000÷1,719=29.08時間、30,000÷1,719=17.45時間です。なお注意ですが、ここで出た時間は10進法なので分に直す際は【×60】をしてください。出た時間が10.5時間の場合、10.5×60=630分(10時間30分)です。

きちんと確認

 固定残業代を導入するためには何時間分の残業代が含まれているのかの確認は必須です。この時間がわかっていなければ、固定残業代を超える残業代が出ているのかどうかもわかりません。正しく計算してきちんと明示するようにしましょう。

固定残業代の導入

 固定残業代は簡単に導入できるものではありません。導入をする際はきちんと検討し、計算方法や管理方法もきちんと確立してからにしましょう。

アウトソーシング

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