1ヶ月の平均労働時間|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング

query_builder 2021/08/16
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 1ヶ月にどのくらいの時間働くのか。残業代や最低賃金を確認するときに重要になるので計算できるようになりましょう。

1ヶ月平均

月給者

 月給者の方は月の働く時間が決まっていて、それに対する給料が設定されています。この月で働く時間は暦の日数や祝日などの関係で変動する可能性があります。

平均で計算

 月によって働く時間が変わる場合は、1年間を通しての平均の労働時間を確認しなければいけない場面が出てきます。この月の平均労働時間をきちんと計算できるようになりましょう。

影響するもの

最低賃金

 月給者の最低賃金を計算するときに、月によって働く時間が変わる場合は年間での1ヶ月平均所定労働時間を活用します。【月給の金額÷1ヶ月平均所定労働時間】によって1時間単位の給料を計算し、最低賃金を下回っていないか確認します。

残業代

 月給者の残業代を計算するときにも、1時間単価・割増単価を確認するために1ヶ月平均の所定労働時間を活用します。月によって働く時間が変わる場合は、平均の時間を使って計算するようにしましょう。

欠勤や遅刻・早退

 欠勤や遅刻・早退をしたときに給料をいくら引くのかを計算するときにも、月給者で月の労働時間に変動がある場合は平均の労働時間を活用しましょう。

どのように計算?

1週間40時間

 まず、暦の関係を一切考えずに1週間40時間で1年間働くとしたら1ヶ月の平均労働時間は約173.8時間になります。1年間は365日、そして1年は12ヶ月なので、365日÷12月=30.416日(1ヶ月平均日数)。1週間は7日なので、30.416日÷7日=4.345週(1ヶ月平均週数)。1週間40時間働くので、4.345週×40時間=173.8時間になります。

1年間の休日数

 基本的には上記の考え方を会社の実状に合った内容に変更をすると、1ヶ月の平均労働時間が計算できます。1年間の休日数が120日と決まっている場合は、365日-120日=245日(年間労働日数)。245日÷12月=20.416日(1ヶ月平均労働日数)。20.416日×8時間(1日の労働時間)=163.328時間。このように会社の状況に応じてそれぞれ時間を変えて計算してみましょう。計算方法はどのような形でも1ヶ月平均を出せれば問題はありません。

給与計算を適正に

ちなみに

 日給や週給の場合に、それぞれの期間で働く時間に変動がある場合は同様に、平均の時間を使って計算します。

他に影響が

 残業代の計算の際に、平均の労働時間の計算を間違えていると、他の時間集計や割増の計算が合っていたとしても正しい残業代が計算できなくなります。最低賃金の確認にも必要になるのできちんと計算できるようになりましょう。

アウトソーシング

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