料率の変更には気を付けて|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング

query_builder 2021/08/10
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 給与計算をアウトソーシングすることになり、過去分の賃金台帳等を確認した際に、一番間違えている確率が高いのが社会保険関係の料率です。

社会保険料率

健康・厚生年金

 健康・厚生年金保険料は等級表を見て給料から引く保険料を確かめることが多いので、実際の料率がどのくらいかということをあまり意識していないかもしれません。しかし、当然ですが料率によってこれらの保険料は決まっています。

雇用保険料

 雇用保険料率も近年変わっていないので、もうずっと変わらないものだと思っている方がいるかもしれませんが、毎年、今年の年度はこの料率ですと発表されています(近年は変わっていないので据え置きですとなっています)。

変更に注意

 これらの保険料率の変更を見逃してしまうと、給料から引く社会保険料が少なくなってしまったり、多くなってしまったり、正しい給料が計算できなくなってしまいます。

変更の時期

健康保険料

 健康保険料率は毎年おおよそ3月ごろに改定が行われます。協会けんぽのホームページで確認することができるので注意しておきましょう。なお、健康保険料を給料から引くときは前月分を引くことになるので、1か月ずれることを理解しておきましょう。

厚生年金料

 厚生年金保険料率は平成29年9月を最後に引上げが終了し、18.3%で固定されています。

雇用保険料

 雇用保険料率は年度によって変わるので、毎年4月に改定が行われます。ちなみに、給料から引かないですが、労災保険料率も毎年年度によって改定が行われています。

損をしてしまう

料率間違い

 料率を間違えて計算をしていると、会社か従業員のどちらかが損をしていることになります。給料から多く引いているか、少なく引いているかです。社会保険料は会社負担分も合わせて納付しなければいけないので、経理関係の数字が合わない原因にもなってしまいます。料率の変更は大きなものではないので、少額の変更で気が付きにくいです。しかし、会社の資金繰り、従業員の給料に関わるものなので注意して確認するようにしましょう。

気まずい

 社会保険料を給料から少なく引いてしまっていた場合、本来であれば引かれている金額なので、従業員から追加で徴収するものなのですが、間違えていた手前、控除しづらかったり、金額が大きいと生活費に関わってくるので大変です。

アウトソーシング

 給与計算のアウトソーシングによる労務の適正化・効率化、システム導入による業務効率化・ペーパーレス促進等をお考えの際はお気軽にus.officeにご連絡ください。

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