社会保険料を変えるタイミング|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング

query_builder 2021/05/31
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 給料から引く社会保険料は引き始めるタイミングや変わるタイミングに少し特殊性があります。社会保険料の控除について正しく理解しましょう。

社会保険

健康・厚生年金

 ここでいう社会保険とは、健康(介護)、厚生年金保険のことを言います。これらは基本的に週30時間以上働く方が対象になっています(原則、健康保険74歳・厚生年金69歳まで)。対象になり社会保険に加入している人は、給料から社会保険料が引かれるということです。

従業員負担分

 社会保険料には従業員が負担する分と会社が負担する分があります。給料から引かれている社会保険料は従業員負担分のみです。従業員負担分と会社負担分は半分半分なので、見えないところで会社は給料から引かれている金額と同じ社会保険料を負担しているのです。

社会保険料を引くタイミング

重要ポイント

 給料から引く社会保険料を考えるときに一番重要なポイント、それは【前月分を引く】です。給料から引く社会保険料は前月分つまり、5/25支給の給料から引かれる社会保険料は4月分、1/10支給の給料から引かれる社会保険料は前年12月分です。

納付のタイミング

 社会保険料は翌月の末日が納付期限となっています。そのため、4月の社会保険料は5月の末に納付をすることになります。このことから考えると、4月分の社会保険料を5月に支給する給料から引くのが納得できますね。

社会保険料の控除

入社時

 まず、入社して社会保険に加入したタイミング。入社月の翌月に支給する給料から社会保険料を引き始めることになります。入社月に給料の支給日がある場合は前月分の社会保険料はないので、社会保険料は引きません。

算定基礎

 社会保険料は1年に1回、7月に算定基礎と言われる手続きで見直しが行われます。この算定基礎は4.5.6月に支給された給料をもとに7月に手続きを行い、9月から社会保険料が変わることになります。そのため、給料から引く社会保険料が変わるのは10月に支給するときからです。4.5.6月の給料をもとにして、7月に手続きをし、9月分の社会保険料から変わり、10月に支給する給料から変更です。ややこしいですね、、、

月額変更

 算定基礎以外でも給料が大幅に変更したときは社会保険料が変更する可能性があります。この算定基礎以外の月額変更と呼ばれる手続きの際も3か月の給料をもとに社会保険料を決めることになります。1月に昇給があり、2月に支給する給料から金額が変わると、そこから3か月を平均し、5月分の社会保険料から変更になり、6月に支給する給料から引く社会保険料が変わります。ややこしいですね、、、

ポイント

 給料から引く社会保険料を考えるときは①前月分の社会保険料を引く②給料が変わるタイミングと社会保険料が変わるタイミングには違いがある。この2つを意識して確認してみましょう。

アウトソーシング

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 給与計算や労務手続きは法律や労務の知識がなければできない場面が多々あります。これらの業務をアウトソーシングして労務の適正化、効率化を図りましょう。

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