給料の情報を正しく把握しよう|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング

query_builder 2021/05/10
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 給料の中には様々な情報があります。総支給額や手取り額だけでなく、給料から読み取れる情報をきちんと理解しましょう。

様々な項目

総支給・手取り

 給料の情報で特に見るのは総支給額と手取り額(支給額)でしょう。あとは残業代の金額なども確認することがあるかもしれませんが、給料の情報はほかにもいろいろなことを教えてくれます。

賃金台帳

 労基法により給料の情報は賃金台帳を作成し記録しておかなければいけませんが、賃金台帳に書かなければいけないことは決まっています。手当の内容や控除される金額など重要なものがそれにあたります。

記載事項以外

 賃金台帳で書かなければいけない項目以外にも、給与計算をする中ではいろいろな項目を確認することができます。それらにどんなものがあるのかを見ていきましょう。

確認事項

課税支給・非課税支給

 給料の中には税金がかかる課税のものと、税金がかからない非課税のものがあります。多く支給されているもので非課税なのは通勤手当です。通勤手当は通勤の手段や距離によって非課税の範囲が決まっているので、その範囲内であれば非課税となります。この課税・非課税は年収103万の壁などと関わってきます。103万の壁は課税支給額で考えるので非課税の給料は除いて考えます。

労働保険・社会保険対象額

 労働保険料や社会保険料は給料の金額をベースに決められます。この労働・社会保険料にも対象になる給料と対象外になる給料があります。基本的にほとんどが対象になっているのですが、労働に対するものでない臨時的な結婚祝金などは対象にならないことがあります。

固定賃金

 固定賃金とは基本給や各種手当などの支給額が固定で決まっているものです。これは何に関係してくるのかというと社会保険料の変更、いわゆる月額変更の対象になるのかどうかの判断に関係してきます。社会保険料は1年に一度決めた(算定基礎)保険料からは基本的に残業代などの変動があっても変わらないのですが、基本給などの固定的な給料に変更があった場合は算定基礎以外でも変わることがあります。

雇用保険料・社会保険料

 給料から引く雇用保険料や社会保険料は確認するかもしれませんが、会社負担分の保険料を確認したことはありますか?雇用保険料も社会保険料も給料から引くのは従業員の負担分のみであり納めなければいけない保険料全額ではありません。給料から引く保険料のみならず、会社負担分の保険料も把握しておきましょう。

いろいろな情報が入っている

 給料はこのように総支給額や手取り額だけでなく、保険料などの会社の資金繰りや、従業員の働き方にかかわる様々な情報を確認することができます。これらの情報を確実にスムーズに把握できるようにしましょう。

アウトソーシング

 適正な情報の把握、業務効率化のための給与計算アウトソーシングについてお困りの際はお気軽にus.officeにご連絡ください。

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