固定残業代の捉え方|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング
固定残業代を導入している会社も多いと思いますが、固定残業代を導入する真のメリットとは?
固定残業代
事前に
固定残業代とは、前払いの残業代とイメージするとわかりやすいと思います。本来残業代というのは、実際に働いた時間に応じて計算し支払われるものですが、固定残業代とは事前に何時間分かの残業代を給料に組み込んでしまうものです。
残業代
例えば、10時間分の残業代として固定残業代10,000円を支給している場合、実際の残業時間が10時間(10,000円)を超えない限り、追加での残業代を支給する必要がなくなります。
残業代削減?
固定残業代の導入により、確かに残業代の削減になる面もあるのですが、本質はそこではありません。
本質
残業をしなくても
通常の残業代は、実際の労働時間によって支給の有無や金額が変わってきますが、固定残業代は決められた時間内であれば一定額になります。つまり、残業をしてもしなくても同じ金額ということです。
得をする
10時間分で10,000円の固定残業代がある場合、実際に残業を10時間しても、一切しなくても10,000円は変わりません。つまり、残業をしない人の方が得をすることになります。
残業削減
どうせ残業をしても、追加で残業代が出ないのであれば、効率よく頑張って時間内に仕事を終わらせようとしますよね。そうすることによって、残業そのものが減っていきます。固定残業代は残業代の削減ではなく、そもそもである残業の削減に繋がる制度なのです。
生産性
長時間
長時間働くことが美徳とされてきた風潮がありますが、同じ業務量、クオリティであれば、かける時間は少ない方がいいに決まってます。便利なツールや情報があふれている現代において、生産性の向上をしていかなければ、どんどん時代遅れの働き方になってしまいます。
意識づけ
残業をした方が得をする制度であれば、意味のない残業をする人も出てきます。根底である、長時間働いた方が得をする制度を変えなければいけません。そのために固定残業代を活用するのも1つの策です。
導入
ルール決め
固定残業代を導入・運用するためには、就業規則にルールを規定したり、給与計算の方法も適正に行わなければいけません。
周知
固定残業代はあまりよくないイメージを持っている人もいるので、導入する際はなぜ、どんな目的で導入するのかをきちんと説明しましょう。
管理
生産性の向上を目指すにあたって、労働時間や残業時間の管理は必須です。そもそもの労働時間や残業時間がわかっていなければ、業務の改善も何もないですから。勤怠管理を適正に行うためにも、勤怠管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
導入支援・アウトソーシング
勤怠管理システムの導入、給与計算のアウトソーシングをご検討の際はus.officeにお気軽にご連絡ください。
NEW
-
query_builder 2024/09/02
-
賃金台帳や出勤簿の保管|社労士us.office 給与計算アウトソーシング
query_builder 2024/08/20 -
残業上限規制はシステムで管理|社労士us.office 札幌 勤怠管理システム導入支援
query_builder 2024/08/05 -
最低賃金の確認|社労士us.office 札幌 給与計算アウトソーシング
query_builder 2024/07/22 -
算定基礎の注意点|社労士us.office 札幌 労務手続き
query_builder 2024/07/08
CATEGORY
ARCHIVE
- 2024/091
- 2024/082
- 2024/072
- 2024/062
- 2024/051
- 2024/042
- 2024/032
- 2024/022
- 2024/012
- 2023/124
- 2023/114
- 2023/105
- 2023/094
- 2023/081
- 2023/071
- 2023/051
- 2023/043
- 2023/035
- 2023/024
- 2023/012
- 2022/124
- 2022/114
- 2022/105
- 2022/094
- 2022/085
- 2022/073
- 2022/063
- 2022/053
- 2022/044
- 2022/034
- 2022/024
- 2022/015
- 2021/124
- 2021/114
- 2021/104
- 2021/094
- 2021/085
- 2021/072
- 2021/064
- 2021/055
- 2021/044
- 2021/0312
- 2021/0218
- 2021/0118
- 2020/1222
- 2020/111